人生において先人たちの考えを知るということはとても大事なことです。長い時間かけて作られた考えはとても参考になりますよね。そしてそれが世に広く知られているものであればなおのこと心に響きます。中でもとりわけ恋愛に関する哲学などには名言も多く身近なものではないでしょうか。
今回はその考えを端的に表している名言の中でも恋愛に焦点をあて、テーマごとにまとめてみました。
恋愛をする時期や重要性
初めて付き合う割合が多いのが高校生の時期であることが多いですね。この時期は外に対して多感なので、異性に興味を持ち付き合うというステップに進む人が多いのでしょう。
恋愛を大事に思う割合はおよそ半分の人が何よりも大事だと考えています。日々の生活の中で恋愛にいかに重きをおいている人が多いのかがわかりますね。
次の項目ではそんな恋愛をする人達が参考にしたい名言をまとめてみました。
背中を押して欲しいときに参考にしたい名言
愛することによって失うものは何もない。しかし、愛することを怖がっていたら、何も得られない。
アメリカの女性作家で心理学者のバーバラ・デ・アンジェリスの名言です。振られるかも、と何もしないときから恐れていたら始まるものも始まりません。勇気を出して一歩を踏み出すのが大事です。
戸惑えば戸惑うほど、それは愛しているということなの。
アメリカの女性作家のアリス・ウォーカーの名言です。誰かのことが気になりだすと、本当に好きなのかな?などと考える時間が増えてしまいますよね。その考える時間が多いほど、それは恋になっていくのです。
恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを意志だと思う。
日本の小説家、太宰治の名言です。チャンスをいつまでも待っていては何も起こりません。「よし!」と意志を持って動こうと思ったときがベストなタイミングなのです。
私たちは完璧な愛を創る代わりに、完璧な恋人を探そうとして時を無駄にしている。
アメリカの小説家のトム・ロビンズの名言です。完璧な恋人とはそうそういないもので簡単には見つかりません。どこまで許容できるのか、という冷静な目線で探してみるのも大切です。
その日、ひょっとしたら、運命の人と出会えるかもしれないじゃない。その運命のためにも、できるだけかわいくあるべきだわ。
フランスの有名ブランドの創設者、ココ・シャネルの名言です。チャンスはいつどこで巡り合うのか分からないものです。突如現れるチャンスをがっちり掴むためにも、常に最高の自分でいるのは大事ですね。
愛をうまく告白しようとか、自分の気持ちを言葉で訴えようなんて、構える必要はない。きみの体全体が愛の告白なのだ。
日本の芸術家、岡本太郎の名言です。告白をしっかり作り込んでしまうと、かえって薄っぺらく聞こえてしまうこともあります。感じたそのままの気持ちを体当たりでぶつけてみる、頭で考えずに行動するというのもときには大事です。
失恋したときに参考にしたい名言
私はこれまでの人生でずっと「私は愛されない人間なんだ」と思ってきたの。でも私の人生にはそれよりもっと悪いことがあったと、はじめて気がついたの。私自身、心から人を愛そうとしなかったのよ。
アメリカの大女優、マリリン・モンローが遺した名言です。振られてしまったからといって自分が自分のことを嫌いになってしまうと、より幸せから遠のいてしまいます。自分のことを好きになることから恋愛は始まります。
すべての出来事には意味があるわ。生きていくこととは、その意味を理解すること。
アメリカの女優、スーザン・サマーズの名言です。失恋などの悲しい出来事があったとしても、それが起こったことにも何かしらの理由があるのです。その理由が分かった時、人として成長できるでしょう。
始まりと呼ばれるものは、しばしば終末であり、終止符を打つということは、新たな始まりである。終着点は、出発点である。
イギリスの詩人であるT・S・エリオットが遺した名言です。前の恋愛に終わりを告げるということは、次の恋愛への新しい一歩を踏み出したということです。終わりとは決して悪いことばかりではありません。
涙で目が洗えるほどたくさん泣いた女は、視野が広くなるの。
アメリカのジャーナリストのドロシー・ディックスの名言です。色々な悲しい出来事を経験した人はその分多くのことを知ることができます。経験に勝るものはありません。経験を積み重ねることで人は大きくなっていくのです。
失恋があるからこそ、人生って素晴らしくなるのよ。ただし五年後の話だけど。
こちらもアメリカのジャーナリスト、フィリス・バッテルの名言です。どんなに辛い失恋でも、時間が解決してくれることが多いものです。失恋もやがて思い出の1つになり、人生を豊かにしてくれるスパイスとなってくれます。
いつ前に進むべきかは、自分の魂がおしえてくれるわ。
アメリカの女性司会者のオプラ・ウィンフリーの名言です。自分が前を向こう、と思ったときが進むべきときということですね。しっかり落ち込んだ方がかえってすっきりと切り替えられるものです。
われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である。
日本の大作家、芥川龍之介が遺した名言です。恋愛を感情で押さえ込もうとしても、なかなか難しいものです。忘れたい時はじっとしているよりもがっつり働くなどして動き続けた方が考えずに済みます。時間が解決してくれるのを待つというのも1つの手です。
心に留めておきたい名言
女とパリは留守にしてはだめだ。
かのフランス皇帝、ナポレオン・ボナパルトが遺した名言です。ナポレオンは遠征ばかりしていたせいで妻とうまくいかず、パリも遠征の失敗で反フランス軍に陥落させられてしまいました。このように女の人を放っておくと自分から離れていってしまうものです。
愛とは信頼。人を愛するときは完全に信じることよ。
これまたマリリン・モンローの名言です。好きな人のことを完全に信頼したとき、そこに愛が生まれるとマリリン・モンローは言っています。その人と寄り添っていくならば完全に信頼することが大事ですね。
恋をすることは苦しむことだ。苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。でもそうすると、恋をしていないことでまた苦しむことになる。
アメリカの映画監督、ウディ・アレンの名言です。恋をしようとしまいと、どちらにせよ苦しむことになるのです。しかし、恋愛で苦しんだ分は心の栄養になることでしょう。そのような意味でも恋愛は人生に必要ですね。
恋が入ってくると、知恵が出ていく。
ドイツの詩人、ローガウの名言です。恋をすると人はまわりがみえなくなり、それ以外のことに手がつかなくなります。恋愛すると楽しくて仕方がないのも分かりますが、それ以外のこともきちんと片付けていきましょう。
恋はまことに影法師、いくら追っても逃げていく。こちらが逃げれば追ってきて、こちらが追えば逃げていく。
イギリスの劇作家、シェイクスピアの名言です。恋から離れようとすると未練がましくついてきて、逆に本気になって追いかけると脱兎のごとく逃げてなかなか捕まらないものです。恋とは天邪鬼ですね。
ほどほどに愛しなさい。長続きする恋はそういう恋だよ。
これまたシェイクスピアの名言です。燃えるような恋も良いものです。しかし長く一緒にいたいと思うなら、たまにはあえて一歩引いたところで自分たちを見つめなおすというのもとても大事なことですね。
恋人同士のけんかは、恋の更新である。
紀元前ローマの喜劇作家、テレンティウスの名言です。長く一緒にいると喧嘩をすることもときにはあります。その喧嘩は決して悪いものではなく、関係を続けていくために必要なイベントだと捉えましょう。
恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの。
言わずと知れた日本のシンガーソングライター、美輪明宏の名言です。「恋したい!」と考えている状態はまだ相手の気持ちを考えきれていないということです。自分と相手のことを両方考えることができて初めて「恋愛」しているといえます。
名言を自分のものにする
名言を知っただけでは、ただ知っているだけで生活は何も変わりません。知ることができたらそれを実践していかなければ意味がないでしょう。自分の生活の一部に取り込み、より良い恋愛生活を送りましょう!
(image by PresenPic)