『バツイチ』、おなじみになり過ぎて、少々軽ささえ漂ってしまう言葉。ですが、そこに行き着いてしまった方にしてみれば、これまでにないほど様々なことを考え、悩み苦しんだ、長い長い戦いの結果のはず。
感情的なことから事務的なことまで、精神的にも肉体的にも忙殺され続けた日々。自分で選んだことだから後悔はしたくない、とは思っても、弱った心と体は何ともし難いものですよね。
一人になった後、以前なら気にもしなかっただろう言葉に傷ついたり、大した失敗でもないのに大失敗のように感じてしまったり、私はいったい何をしているんだろう、こんな私ではもう恋愛もできないと、ため息をついてはいませんか?
今回はそんな心を立ち直らせる方法をご紹介します。
バツイチが原因で恋愛に臆病になっている心を立ち直らせる方法
自分を責めない
考え込みグセ、ついていませんか?確かに大きなつまずきだったかもしれませんが、だからと言って周りの人全員があなたを責めているなんて、そんなことは有り得ないはずです。
もしかしたらあなたを一番責めているのはあなた自身なのかもしれません。
視点を過去へ向ける
傷ついて弱りきっているときに、気持ちを明るく持とう、前向きになろう、先の自分を考えよう、そんなことを言われても無理難題。根がよほどパワフルだった方でもない限り、離れ業でしかありません。
ならばどうするか。意外に思われるかもしれませんが、過去の自分へと、目を向けてみてください。過去と言ってももちろん、思い悩んでいた真っ只中に戻れと言うのではありません。
そこをすっ飛ばして、もっとずっと前の自分が一番元気だった頃のことを、どうぞ思い出してみてください。たわいもないことできゃあきゃあ騒いでいた高校時代や、何時間も並んで念願の品を手に入れた大学時代など、何でも構いません。
とにかく楽しかった、周りの目なんか気にもしていなかった、ただひたすら目の前の目標に向かってがんばっていた、そんなときのことを思い出してみるのです。
できることならば、そのとき訪れた同じ場所に、足を運んでみてください。当時聴いていた、同じ音楽を聴いてみるのも効果的でしょう。
あの頃と比べて今の自分は…なんて思わないでくださいね。あの頃が私なら、今もまた私。いいえむしろ、時間がたって様々なことを乗り越えてきた分、より強い自分がそこにはあるに違いないはずです。
日常の小さな幸せを思い出す
以前なら当たり前のように出来ていたこと、いつの間にかそこから遠ざかってしまっていたり、何の興味も感じなくなってしまっていませんか?
それは心が柔らかさを失ってしまっていた証拠に他なりません。
そんなときは恋愛しようとしても、心が怯えてしまうのも無理はないでしょう。遠回りに思えるかもしれませんが、まずは、忘れかけてしまっていたいつも通りの自分を思い出すことから始めてはみませんか。
終わりに
心の傷は外側からではなく、内側からじっくりと修復していくもの。立ち直るために無理に新しい恋をしようと気張る必要はありません。
自分を責めずに、過去よりも強くなった自分に気づいて、日常の小さな幸せを抱きしめれば、自然と恋を始められるはずですよ。
(image by PresenPic)