「いつの間にか彼が私の心の中に入り込んで……。」
「何をしてても彼のことを考えちゃう」
「やだ、胸が苦しい……。これって……」
などなど少女漫画ではさまざまなときめき描写が見られます。しかし、実際にはときめきを感じずに男性とお付き合いをしている女性もいますよね。そんな人の中には、「私ってほんとにこの人のことが好きなのかな?」と悩んでしまうときもあるのではないでしょうか。
今回は、全くときめきを感じない彼氏と付き合うときのポイントを考えてみました。恋愛の形は人それぞれなので、そこまでときめきに重点を置くこともないのかもしれません。
なぜときめきを感じないのか
そもそも、なぜ付き合っているのにもかかわらずときめきを感じないのでしょうか?
真面目すぎる
彼氏が真面目すぎる場合、ときめきは半減することが考えられます。なぜかというと、そもそも、ときめきとは以下のような場合に感じるものとされているためです。
- 相手から「男」を感じたとき
- 急な軽い接触があったとき
- 母性本能をくすぐられたとき
- 相手からの好意を感じたとき
相手が真面目な場合は、こういったことは滅多に起こりません。真面目な人は「おい、今日は泊まっていけよ」なんて言いませんし、急に手を繋いでくることもありません。甘えてくることもほとんどないでしょう。
好意を感じることはたまにあるかもしれませんが、土砂降りの中で「お前が好きだー!!!!」と叫ぶくらいしないと、やはりそこまではときめかないものなのです。
タイプじゃない
「相手の外見がタイプ」というのも、ときめきの大きな要素になります。どうしても惹かれてしまう顔、体型というものが誰しもあると思いますが、そこから外れてしまった場合にもときめきは起こりにくくなります。
例えば、切れ長の細い目、筋の通った鼻、薄い唇、細面という「冷酷そうな顔」が好きな人は、くっきり二重まぶた、団子っ鼻、たらこ唇、丸顔の「いい人そうな顔」を好きになることは考えにくいですよね。好みというものはやはりあるもので、タイプ外の人がいくらロマンチックに口説いてきても好きになるかどうかは……というところですね。
結婚を見据えたお付き合いには向いている?
「ときめきを感じないと、このまま付き合っていていいのか不安……」と思う人もいるかもしれません。しかし、ときめきを感じない男性とのお付き合いは、「落ち着きのある付き合いができ、結婚生活を意識しやすい」というメリットがあります。
結婚したらときめきが少なくなるのは知っての通り。そのため、裏を返せば「ときめきが少ない人」とは結婚を意識しやすい相性であるということができるかもしれません。
ときめきがない彼氏と付き合う良さに「一緒にいて楽」という部分があります。ときめきを感じる人には緊張してしまい、普段の自分を出せないこともあるかもしれません。しかし、ときめきを感じなければ素も出せますね。ありのままの自分を出すことができるのです。
結婚後は恋愛中のようにお互いのことだけを考えて暮らすわけにはいきません。親との関係、子どもの面倒と二人で乗り越えなければならないことが待っています。そんなときは「カップル」よりも「パートナー」の方が効率的に乗り越えられるのではないでしょうか。結婚と恋愛は多少違うのです。
ときめきを感じない彼と付き合うポイント
真面目な彼の場合:催促してみる
男性の中にもどうしようもなく真面目で、受け身な人はいます。そういう男性には自分が何をして欲しいのかを素直に言ってみましょう。とはいえ「抱いて!今すぐ!」とか言うと引かれてしまいますので、とりあえず手を繋いで欲しいのを意思表示してみましょう。
◆手を繋いで欲しいときのセリフの例
「たまには手を繋ぎたいな〜」(ストレートな催促)
「手を繋いでくれないと死んじゃうの」(そんなわけないけどかわいい)
「全然手を繋いでくれないんだね……」(ソフトな脅迫)
「いつもどうやって手を繋いでるの?」(ダブルバインドを使用した心理的テクニック)
こんな風に、手を変え品を変え必死に催促していれば、そのうち彼の方から手を繋いでくれるようになることもあるかもしれません。ただ単に「女子の体にどうやって触れればいいのかわからない」という人もいますので、なれさせるという意味でも自分から行くのは大事ですね。
タイプじゃない彼の場合:場合による!見極めよう!
「好みのタイプ」って思考を停止させる程の魅力がありますよね。「男は顔じゃない」という名言もありますが、やっぱり顔は強いんですよ。どんなに尽くしてくれて優しくて好きになってもらえるように努力していても、その人の他に好みのタイプが出てきたらすぐそっちに行っちゃう女性が多いですよね……。
好みのタイプじゃない人と付き合っている場合、なんでその人と付き合っているのか、その人のどこを好きで付き合っているのかを考えてみる必要があります。性格に申し分がない?本当にそれならいいのですが、実は不満もあるけど「タイプじゃないのに付き合っている」という後ろめたさから他の点に目をつぶっていないか?……などなど深く考えてみましょう。見て見ぬふりをした不満はどんどん積もって、いつか爆発するかもしれません。
かといって、全然タイプじゃない人を好きになってしまうこともあります。そういう場合ってタイプも性格も全く関係なく圧倒されるように好きになり、普通の恋愛では経験したことのなかった崇高な気持ちが芽生えてくることもあります。「普通の恋愛」ではないにせよ、一緒にいるだけで幸せになり、ドキドキしてくる場合もあります。この場合は気長に待っていましょう。
ときめかないからといって関係を断つのはもったいない場合も
ときめきを感じる恋愛は幸せです。しかし、ときめきを感じずに幸せを感じることもあります。自分がなにを一番求めているのかを考えて、お付き合いを続けていくか、それともやめるのかを考えるといいのではないでしょうか。
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